クロスダイヤ・ダイヤモンドブレイク
2つの並行チャネル(ハイ・ロー)がクロスしている時、ダイヤモンドの形をクロスダイヤモンドと言う。美しいひし形が理想(同じくらいの幅や角度が効きやすい)。
ダイヤモンドの中は方向感が無い状態と判断し、抜けた方向に付いていく。
良い点は・・・
未来予想が不要で方向感がしっかり出てからエントリー出来る。待つことが出来るようになりラインまでひきつけるのでリスクリワードが良い。トレンドを把握できラインが崩れたら損切りと損切り判断が分かりやすい。


①ブレイクの瞬間に飛びつくこと。ダマシが多い
ダイヤモンドブレイクには3つのパターンがあるが、①のブレイク瞬間に飛びつく事はダマシに捕まるのでオススメしない。


②天井がサポレジ転換で床になったらロング。
②は、ローソク足として(ヒゲではダメ)実体で確定し、サポレジ転換した所で買う。売る。
デメリットは、相場に張り付きが必要。



③ブレイク後、グリーンチャンネルの下限でロング。
③は、一旦ラインを抜けてからポイント箇所になるまで少し時間がかかる。
サポレジしていた箇所で買い場や売り場になる事が多く、重要な水平線を引いて予測して買う。売る。



利確は分割利確がベスト。
利確は、過去相場から重要水平線を見つけて、分割利確がベスト。

同じ時間足で複数チャネルを引くはダメ。
並行チャネルでやってはいけない事は、同じ時間足で複数チャネルを引く。線引きすぎ病。
何でもありになってしまい、線だらけはよくない。間違えであれば反省点をメモして次に繋げれば良い。

引き直すタイミング。ラインを抜けたら200smaが入るように
方向感は同じだが、ラインから抜けてしまった場合は引き直す。
200SMAが入るように。


水平線の基本
基本の水平線をバカにせず、使えるまで検証して習得を。
トレンドの高値と安値を意識する。
押し目買いを狙う。


以前のトレンドでも意識されているか確認する。
前の下降トレンドでレジスタンスとして効いているラインであった。




ヒゲに囚われすぎない。
柔軟に対応する。



サポレジ転換を意識する。
非常に強いラインになるので、最重要ポイント。


等間隔を意識する。
近い等間隔の幅を探すと、より精度が高まる。同じ時間足でトレードする人は、一定の値幅を狙っているから。
過去をさかのぼり、だいだい等間隔になる水平線を探す。




窓に引くことを意識する。
窓になった箇所に二本の線を入れておくと、後々、そのラインが効くことがある。



価格の節目周辺を意識する。
キリ番が絶対効くと言うわけではなく、意識されやすいラインとして見る。



水平線の注意点
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10:20~
悩みやすいポイントの説明。
オーバーシュートは無視する事もある。
行き過ぎと見て、気にしない事も必要。長いヒゲも同様。
多くの市場参加者が意識する箇所に反応するので、市場参加者が少ない「行き過ぎ」は、時に気にしないでラインを引く。


ストップロスは余裕を持つ。価格の周辺を意識する。
損切り貧乏にならないように、余裕を持って、価格のラインを意識する。
添付した画像の赤線はダメな例。
上下する幅にもっと余裕を持ち、損切りラインを引かないと損切り貧乏になってしまう。


引きすぎ病に注意する。
判断する箇所が多いと、自分都合のラインを意識してしまう。勝てない。
利確が早く損切りが遅くなり、引きすぎ病だけは絶対に避けなければいけない。


引きすぎ病対策。移動平均線と重ねる。200SMAを補助に使う。
水平線と移動平均線は多くの市場参加者が意識しており、クロスする位置は根拠が2つあるので反応しやすい。


引きすぎ病対策。フィボナッチリトレースメントを使う。
フィボナッチは多くの市場参加者に利用されており、黄金比を使って人間にとって意識されやすい数値を可視化するツール。
リトレースメントとは戻り。押し目買いや戻り売りをする時の仮説をたてる事ができる。
フィボナッチを引いて、38.20%が特に押し目買いでは有効。
38.20のラインが効いていそうなら、そのラインを残す。


引きすぎ病対策。出来高プロファイルを利用する。
トレーディングビューの有料機能。
多くの市場参加者が意識する箇所は、買いも売りも多い。反発や止まるラインは注文が多い。
出来高のラインを残し、効いているラインに合わせれば良い。


引きすぎ病対策。注意点の注意点。
ツールを全て使うのでは無く、検証の結果、自分に合っている物を一つ使う。
判断基準が多いと、自分都合の判断になり、損小利大の逆になってしまう。


並行チャネルのメリット
個性が出やすいのがチャネルライン。
最大の目的は、多くの市場参加者が意識する価格帯を見つけることで、環境認識をすること。
並行チャネルを引く=トレードの土台づくり

トレンドが判断できる。
押し目買いや順張りロングを狙っていけ、買いのみに狙いを絞れる。
上下とも狙うと、機会損失に感じる。焦りや不安や興奮を感じるので、一方的な目線が良い。

安値の判断ができる。
センターラインより下は安い価格。下では積極的に買いを狙う。

ボラティリティが判断できる。
値幅が大きいボラがあるチャネルなら、狙える値幅も大きいと判断できる。ボラが小さいなら狙える値幅も小さい。
戦略を考えるうえで、ボラの大きさは重要。

トレンドの終わりを判断できる。
ラインを抜けサポレジ反転したら、トレンドが変わった可能性あり。
ラインを抜けたらトレンドが終わる可能性があると分かるだけで、狙いやすくなる。


リスクリワードのとり方が判断できる。
自分の損切り幅に対し、どれくらいの幅の利益を狙うかが分かる。
チャネル内で狙う利益幅が設定できるので、適切な戦略が組める。損切りも、ラインを抜ければ下降トレンド判断ができ、損切りラインも戦略的に組める。

並行チャネルのコツ
トレンドの高値安値を最低3点意識する。
まず高値。
これだけ高く上がったのだから何かあるだろう…と考え、高値を1点。
そして、低値。
反発上昇した2点を探し、低値と高値で計3点を結ぶ。


サポレジ転換を意識する。重要。
並行チャネルを引く、最重要ポイント。
トレンドの切り替わり(新しい並行チャネルを作成)のタイミングで、サポレジを探す。
探す順序に絶対的な事はないが、3点が見つかったらサポレジを探す。



ヒゲに囚われすぎない。
サポレジを最優先とし、ヒゲでも終値でも良い。
斜めのラインはトレーダーによって個性がでる箇所で、人によってはヒゲが絶対と言うこともあるが、あまり囚われなくて良い。
ヒゲの上でも、ヒゲの途中でも、終値でも良い。意識はするがサポレジが一番重要。



センターラインも意識する。
センターラインを引くのは、重要。
センターラインは売り買いが多いので、もみ合いや反発点になりがち。
センターラインが意識されている並行チャネルは優秀な平行チャネルだが、センターラインに完璧を求めない。



オーバーシュートや、窓を無視する判断もときには必要。
多くの市場参加者がいるポイントを意識する。
窓や長いヒゲは参加者が少ないので、無視する判断でも問題ない。
無視する判断基準は、長いヒゲや窓がある事により平行チャネルが引けない時。




200SMAを補助として使う。
200SMA→ 200期間単純移動平均線。
200SMAと平行チャネルが、離れすぎているや角度が違い過ぎている場合は並行チャネルの精度は低い。
並行チャネル内で角度も良かったが、ズレたときにはチャネルの賞味期限がくるかもと考えられる。
賞味期限を判断する材料に使用。
200SMAを基準としては平行チャネルを引かないが、他のコツを踏まえた上での不安解消の一つ。



たくさん経験、検証をする。
最も重要。
水平線より斜めの線は、個性が出る。どこを起点とするか…サポレジと判断するか…
自分の引き方が効くのか、勝てるのかを検証する。
たくさん経験するなかで気付きがある。効いた。平行チャネルが崩れやすい。トレンドが変わりやすい。などなど。
自分なりの並行チャネルを作る。



利確の一部は逆の並行チャネルで判断。全ての利確はチャネル抜け。
反落する可能性がある箇所を探す。
キレイに反落する可能性がある並行チャネルのラインタッチなどがあれば、一部利確する。
一部がポイント。上昇トレンドは継続しているので一部。
並行チャネル内であれば、無駄なチキン利食いなどもしなくて良い。チャネルを抜けてから全決済を考える。




後日談。
グリーンチャンネルが優先され上昇。
レッドチャネルがサポレジ転換になり、追撃ロングが狙えた。
逆の並行チャネルがあると、2つの事ができる。トレンドがどこまで継続するか。追撃にも使用できる。



1時間足以下で並行チャネルを引くことは無い
スキャルピングをしないので、ローソク足の情報量が多いを最優先。
- 長期チャネル→ 日足、週足。
- 中期チャネル→ 4時間足、8時間足。
- 短期チャネル→ 1時間足、2時間足。
相場の流れに逆らわないにも、長期、中期、短期は重要。






環境認識の基本
重要。
テクニカルが効きやすい、効かないは、環境認識しだい。

トレンドを把握する。
順張りすること。
上昇トレンド時は、ロング狙いのテクニカルが効きやすく、下降トレンド時はショートが効きやすい。



長期・中期・短期トレンドを把握する。
- 長期→ 日足と週足
- 中期→ 4時間足
- 短期→ 1時間足
自分が狙っているトレンドに順張りする。
全トレンドが同じ方向を向くのは理想であり、それを待っていたらエントリーが出来ない。




複数トレンドが一致した方向は確度が高いと仮説を立てる。
短期と中期、中期と長期など、トレンド方向が複数一致すれば、順張りに優位性が高まる。
必ず複数トレンドが一致する訳ではないが、一致すれば狙い目。




安いのか高いのかを判断する。
安く買う。高く売る。が基本。
センターラインより上か下かで、安いか高いか判断する。





三角の発生に警戒しブレイク方向について行く。
三角発生を早く見極めるメリット。
- 大事故を防ぐ
- 利確目標を立てやすい
- 次のチャンスの初動をとれる


三角①アセンディングトライアングル
上昇トレンド中、水平線のレジスタントラインを何度も作り三角形になればアセトラ。
- 上昇突破→ 買いのテクニカルが効く
- 下抜け→ 売りのテクニカルが効く





三角②ディセンディングトライアングル
下降トレンド中、水平線のサポートラインを何度も作り三角形になればディセトラ。
- 下降突破→ 売りのテクニカルが効く
- 上抜け→ 買いのテクニカルが効く





三角③クロストライアングル
違う時間軸でできる三角形。
中期上昇に逆行する、短期下降。長期下降に逆行する、中期上昇などで発生する。
三角形の抜けた方向に付いていく。
クロストライアングルは造語。





三角④クロスダイヤモンド
同じ時間軸でできる三角形。
同じ環境認識で、上昇並行チャネル、下降並行チャネルがクロスしたダイヤモンドの形。
ブレイクした方向に付いていく。
クロスダイヤモンドは造語。




三角形の特徴と狙い方
先端に進むにつれて値動きが小さくなる。
三角形ができればまず、三角の中でコツコツ狙う。
三角形からブレイクしたら、コツコツをやめブレイク方向に付いていく。
三角からのブレイクは効きやすい。水平線やMAを併用しガンガン狙う。










ダウ理論の基本
ダウ理論は、相場の原理原則の一つ。基本中の基本。
全てのテクニカル分析の元祖と言われる。


ダウ理論6つの基本原則は、つまりこういう事。

価格はすべての事象を織り込む
ファンダメンタルズは気にしなくてよい。価格に織り込まれているから。
テクニカルを極めれば勝てるのではなく、テクニカル分析は期待値計算でしかない。絶対勝てるテクニカルは無い。

トレンドは短期・中期・長期に分類される。
トレンドには3種類ある。一般論ではあるが…
- 1年~数年単位→ 長期
- 数週間~数ヶ月→ 中期
- 1時間~1ヶ月→ 短期
長期の中に中期が、中期の中に短期がいる。そんなイメージ。
3つのトレンドの把握、3つのうち狙うのはどれにするかを明確にするのは重要。

トレンドは3段階で構成される。
一直線でトレンドが発生することは無く、3つの構成がある。
- 先行期は、トレンドの初動。先行期はダマシにあいやすいが、取れれば値幅が大きい。
- 追随期は、トレンドが始まり気付き出した時期。利益を出しやすい。
- 利食い期は、トレンドを誰もが気付く時期。利確が入りやすい。狙うには遅い。
蜂屋すばるは、先行期~追随期を狙っている。自分の得意狙い場所はどこなのかを明確に。

平均は相互に確認される必要がある。
ドル円を売りたければ、ユーロドルやポンドドルなど、米ドルに関連する通貨も見る。
相関するから。

トレンドは出来高でも確認されなければならない。
株は出来高を把握できるが、FXは出来ない。FXは各注文取引所だけの取引量であれば把握も可能。トレビューの有料プランなど。
出来高があるトレンドは、信ぴょう性が高い。
出来高があるトレンドはトレンドフォローの優位性が高く、出来高がありトレンド転換すればトレ転の初動狙いの優位性が高まる。

トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する。
トレンド継続の定義は
- 上昇トレンドは、高値と安値がともに切り上げている状態。
- 下降トレンドは、高値と安値がともに切り下げている状態。
トレンド否定の定義は
- 上昇トレンドは、最高値をつける直前の安値を切り下げている状態。
- 下降トレンドは、最安値をつける直前の高値を切り上げている状態。
トレンド転換の定義は
- 上昇トレンド否定後に高値切り下げている状態。下降トレンドへ転換。
- 下降トレンド否定後に安値切り上げている状態。上昇トレンドへ転換。
やることは4つ。
- 上昇トレンドが否定されるまで買う。
- 下降トレンドが否定されるまで売る。
- 安値も高値も更新できずレンジ状態であればトレンド発生まで待つ。
- トレンドを判断出来なければ判断できるまで待つ。

継続・反転チャートパターンの基本
環境認識の精度を高める。視野を広くすれば勝てる。
継続・反転チャートパターンとは
チャートには継続や反転の確率が高い形、チャートパターンが存在する。
アセトラ発生で、上抜けすればトレンド継続。下抜けすればトレンド反転。ディセトラ発生で、上抜けすればトレンド反転。下抜けすればトレンド継続。など。

トレンド以外で発生した継続・反転パターンは効きづらい
トレンド中に発生する、継続反転チャートパターンを探す。

重要ラインをブレイクする。
継続でも反転でも最初のシグナルは、重要ラインをブレイクする事から始まる。
初心者は、重要ラインをブレイクしてから狙う。方向感が確定してから順張りする。

影響力があるパターンは形が大きかったり時間軸が長い
上位足のトレンドを把握する事。
日足レベルでチャートパターンが出来ると強く、1時間足のトレンドを変えてしまう。
5分足レベルのチャートパターンは弱く、4時間足のトレンドを変えることは難しい。
例えば、1時間足で継続パターンが出たのにトレンドが反転した…などがあれば、上位足の流れに影響をうけた可能性が高い。



チャートパターンは絶対ではない。
チャートパターンは継続や反転しやすいだけで、相場に100%は無い。
ストップロスを設定すること。

利確目標は以前のトレンド起点まで狙う
以前のトレンド(今上昇トレンドなら以前のトレンドは下降トレンド)が発生した起点まで狙う。
- 大目標→ 以前のトレンド起点
- 中目標→ 以前のトレンド起点までにある重要ライン
- 小目標→ 並行チャネル上限タッチ
中目標・小目標箇所が、分割利確地点になる。
以前のトレンド起点までを100%とし、50%近くに意識しているラインがあれば、分割利確としてベター。
分割利確地点は、意識されていそうなレジスタントがあれば水平線をひき作る。
50%ラインを抜けて追撃も可能だが、追撃は上達してから。

損切りは明確なトレンド反転パターンの発生箇所
平行チャネルを逆行方向にブレイク後に、ローソク確定。

はじめての三尊・逆三尊
別名、ヘッドアンドショルダー・逆ヘッドアンドショルダーとも呼ばれる。

三尊とは
三尊の形は、3つの山の集まり。左肩。頭。右肩。に見える。
三尊にはネックラインと呼ぶ、重要ラインがある。左肩のあとの安値と、頭のあとの安値を結んだ線になる。
逆三尊は、三尊の逆。
三尊と逆三尊の大きな特徴2つ。
- トレンド反転時に現れるチャートパターンである
- 信頼度が高い
トレンドの初動を狙うのに有効なチャートパターンが三尊と逆三尊。
並行チャネルからローソクが抜けそう、抜けた直後に三尊や逆三尊が発生しやすい。


ダウ理論のおさらい
ダウ理論のトレンド継続の定義。
- 上昇トレンドは高値同士が切り上げ、安値同士が切り上げ
- 下層トレンドは高値同士が切り下げ、安値同士が切り下げ
ダウ理論のトレンド否定の定義。
- 上昇トレンドは最高値をつける、直前の安値を下抜け
- 下降トレンドは最安値をつける、直前の高値を上抜け
ダウ理論のトレンド転換の定義。
- 上昇トレンド否定後に、高値切り下げ
- 下降トレンド否定後に、安値切り上げ
FXで行うことは3つ。重要。
- トレンド継続中は順張りエントリーを続ける
- トレンド否定が起きたら様子見
- トレンド転換が起きたらドテン

三尊成立(反転の三尊)
上昇トレンド中に三尊が発生すると、下降トレンドが始まる可能性が高い。
三尊が発生しだすタイミング。トレンドライン(並行チャネル)が崩れた箇所から始まる。ダウ理論の上昇トレンド否定になる。
そして、ネックラインで反発した箇所で、三尊成立するかも…と目線を持つ。この時点では三尊成立していない。
次に、左肩になるかもしれない高値。右肩が左肩高値ライン周辺まで上昇してから反落する。この時点で「三尊ができそう…」と考えて戦略を構築する。ネックラインに注目する。この時点では反転の三尊は成立していない。ネックラインを下抜けするまで成立しない。
上昇トレンドラインを割ったら起きることは3つ。
- レンジになる
- 別角度の上昇トレンドが発生する
- 反転し下降トレンドが発生する
高値を切り上げることで、三尊否定で上昇する。
ネックラインを下抜けする事で、三尊成立して下落する。
三尊を見極めれば、下降トレンドの初動がとれる。その後は、下降トレンドが否定されるまで売る。トレンド転換では無く否定されるまで売る。

三尊否定(継続の三尊)
上昇トレンド中での三尊の場合、頭の高値を上抜けしたら、三尊否定。
三尊否定すると、直近まで発生したトレンドが再開する傾向。
並行チャネルを引き直すタイミングは、高値切り上げて三尊否定したら。
三尊否定されれば、トレンド方向に順張りするだけ。
三尊は有効。それは、三尊は有名で多くの市場参加者が意識しているから、三尊成立や三尊否定されれば注文が偏るので精度が高いのが三尊。

逆三尊成立(反転の逆三尊)・逆三尊否定(継続の逆三尊)
三尊と同じ。逆なだけ。
- ネックラインを抜ければ、逆三尊成立
- 頭の安値を更新すれば、逆三尊否定
三尊も逆三尊も、ダウ理論の高値安値の切り上げと切り下げに注目すればよい。

実際のチャートで三尊を見る
三尊成立のチャート。
ネックラインを引いて、三尊が成立するか否定するかを待つ。

三尊成立。
ネックラインはサポートラインだったが、三尊成立して売りのテクニカルが強くなるとレジスタンスラインに変更した。


三尊否定のチャート。
上昇トレンドで、高値安値ともに切り上げ(画像説明での安値は前回を切り下げ)ていて、左肩と頭、右肩ができそうな状況。
左肩の安値を基準としてネックラインを引き、三尊成立するか否定するかを待つ。

三尊否定。
頭を抜けたので上昇継続。
完全に頭を抜ける前に、頭の位置がレジスタントラインとして機能していたが、上抜けしたあとはサポートラインに変わり上昇のテクニカルが効きやすい状況に変わった。

三尊・逆三尊の注意点3つ
- 成立しても必ず反転・継続するわけではない
- ネックラインは完璧な水平線ではない場合も多い
- 左肩と右肩のレートがいつも完璧に同じというわけではない
1、成立しても必ず反転・継続するわけではない。
三尊は上昇下降トレンドともに、成立や否定したらテクニカルとして効きやすい。しやすい。と言うこと。ストップロスを必ず入れよう。
2、ネックラインは完璧な水平線ではない場合も多い。
ネックラインが右肩下がり、右肩上がりなども良くある。高値と安値の切り上げ切り下げに注目して判断しよう。
3、左肩と右肩のレートがいつも完璧に同じというわけではない。
説明動画は伝わりやすくするために、左肩と右肩を同じレートにしているだけ。完璧な山の三尊になるわけでは無い。高値と安値の切り上げ切り下げに注目して判断しよう。


トレンド継続・トレンド転換は重要。

ブレイクアウトの基本
ブレイクアウトとは
多くの市場参加者が意識するレートを、ローソク足で抜けることをブレイクアウトと言う。
レンジやチャートパターンでもみ合った後、節目を突破することをブレイクと呼ばれる。
- サポートやレジスタントを抜ける
- 並行チャネルを抜ける
- トレンドラインを抜ける
- トライアングルが成立する
- 三尊や逆三尊のネックラインを抜ける
- などなど
トレンド継続や転換の対応としてブレイクアウトは重要。

リターンムーブ
ブレイクした後に、ブレイクしたラインへ戻ろうとする動きを、リターンムーブと言う。
多くの市場参加者が意識されていたラインであればある程、ブレイク後のリターンムーブがある。その後、強い動きになる。

サポレジ転換(ロールリバーサル)
重要。蜂屋すばるが、もっとも意識する要素。
多くの市場参加者が意識するラインをブレイクすると、サポートとレジスタンスが転換する。
- サポートラインを抜ける→ レジスタントラインに変わる
- レジスタントラインを抜ける→ サポートラインに変わる
ブレイクアウト成功を確認するサインの一つ。
天井だったラインを抜けると、床となる。

成功後トレンドが次の局面へ移行する
ブレイク後は、次の局面に移行する。トレンド反転やトレンド継続では無く、変わると言う事。
移行する局面は3つある。
- 上昇トレンドが発生する
- 下降トレンドが発生する
- レンジが発生する
上昇トレンドラインを下方向にブレイクアウトしたからと言って、必ず下降トレンドに転換するわけでは無い。ダウ理論の高値安値で判断する。
注目していたラインをブレイクしても、レンジになる原因の多くは2つ。
- 市場参加者が意識していた重要ラインではなかった
- 上位足での重要な節目に到達した

継続のブレイクアウトに成功でトレンドが加速することがある
アセトラ成立、逆三尊否定など、トレンド継続チャートを確認するには、重要ラインのブレイクがある。そのブレイクからトレンドが加速する事も多い。
- 例えば、アセトラ成立後、更に急角度で上昇トレンドに変わる
- 急角度のトレンドラインや並行チャネルが引ける
- 加速を見極め、追撃が可能
加速後のトレンドラインや並行チャネルは、下の時間軸に変えると確認しやすい。
- 4時間足で上昇トレンド中のアセトラ成立を確認
- 1時間足で急角度のラインを引きエントリーすると良い
ブレイク後、加速する前の4時間足のトレンドラインや並行チャネルまで引きつけてエントリーが王道だが、勢いがありエントリー位置まで戻らない事もある。
その時は、加速用のラインを追加して、追撃を狙うことも可能。
加速は3段階くらいに分けて確認できる傾向にある。4回目の加速は、ロットを小さくしたりしてリスクを減らすと良い。
FXでは、3の数字が重要になる事が多い。

ブレイクはダマシが多い
ダマシには2つある。
- ヒゲだけつけるダマシ
- ローソク足が確定してからエントリーしても戻ってくるダマシ
1、ヒゲだけつけるダマシ
ローソク足が確定するまで待つ。をトレードルールにすればヒゲに騙される事を回避できる。
スイングトレーダーには、足の確定を待つことを勧める。足の確定まで待つとエントリーが遅くなるが、リターンムーブするのを待てば良い。
リターンムーブが無ければ諦める。
2、ローソク足が確定してからエントリーしても戻ってくるダマシ
原因は2つ。
- 節目の見極め間違い
- 上位足の環境認識が欠けている
もっと良い斜めのラインがあったり、水平線があったり、上位足の節目だったり・・・します。
- 環境認識をする
- チャートパターンを確認する
- 重要な節目のラインを引いて
- ブレイクアウトを待って
- ローソク足の確定を待って
- それでもブレイクアウトが成功しない場合
- 引いたラインが間違えているか
- 上位足の強いトレンドに跳ね返されているだけ
注意点は、ブレイクアウトが成功すれば、必ず順行するわけでは無い。

節目で揉み合いが起きるとブレイク成功率が高まる
注目の水平線やチャネルなどの節目でローソク足が揉み合い、ブレイクしたローソクは勢いがついて伸びやすい。
三角の先端で、小さなレンジや十字がたくさん出来ると、ブレイク後に伸びる。
ブレイクアウト直前の節目で揉み合いが起きていれば、ブレイク後にレンジになる可能性も低い。
逆に、あっさりラインを抜けると、ダマシになりやすい。多くの市場参加者に、意識されていなかったラインだった事になる。

チャートパターンの揉み合いが長いほどブレイク後のダマシが減る
チャートパターンがあっさり終わってしまうと、ローソク足が伸び切らない傾向。
例えば、クロスダイヤモンドなら、上下ともに何度もタッチすればチャートパターン成立後の精度が高い。以外とあっさり抜けたときは、ダイヤモンドが無かった事が多い。

ブレイクによって複数トレンドが一致する場合強い値動きになる
例えば、
- 1時間足の上昇トレンド中に三尊成立(反転の三尊が成立)
- 1時間足が下降トレンドに変わる
- 4時間足は下降トレンド中で1時間と4時間が下降トレンドになる
- 複数トレンド一致となり、ネックラインブレイク後の勢いが増す
複数のトレンドを把握する事は、重要。

逆行トレンドは「減速」→トレ転
ブレイク後に、減速は起こりやすい。
減速を理解すれば、トレンド転換を察知することができる。そして、2つのメリットがある。
- トレ転時期に大負けを防ぐ
- トレ転後の初動を獲れるようになる

トレンド転換の前兆、減速とは
減速とは、トレンド転換の前兆。
上昇トレンドから下降トレンドに変わりそうな時、下降トレンドから上昇トレンドに変わりそうな時に、その前兆として減速がある。
減速が確認できたら2つを考える。
- そろそろトレンドが変わるかも…ドテンを考える
- そろそろ決済しようかな…手仕舞いを考える

減速①トレンドラインのブレイクアウト
トレンドが出来ている。が大前提。
減速は、トレンドラインをブレイクするのが重要。
トレンドラインをブレイクしたら、減速するかも…と3パターンの選択肢の中の一つとして考える。
3パターンとは
- レンジ
- 下降トレンド
- 緩やかな上昇トレンド
3パターンの判断には、注目の安値と高値を基準に見て判断。
トレンドラインをブレイク後、安値を切り下げれば下降トレンド発生の可能性。レンジになる可能性もある。
今回の減速とは、安値と高値ともに切り上げで上昇トレンドが継続して、別角度でのトレンド継続。

減速②別角度のトレンドラインとトレンドラインの引き直し
上昇トレンドのトレンドラインが崩れた後、また緩やかな上昇トレンドが発生。2回目の上昇トレンド。
高値切り上げ、低値切り上げであれば、ブレイクしても上昇トレンド継続になる。
緩やかなトレンドラインを、引き直す事が可能。起点から、最高値をつけた直前の安値でトレンドラインを引く。
1回目のトレンドラインと、今回の2回目のトレンドラインを比較すると、減速している。角度が緩やかになっている。
2回目のトレンドラインをブレイクしたら、1回目と同じ。レンジか下降トレンド、緩やかな上昇トレンドの3択。高値と安値に注意して判断する。
高値と安値の切り上げで、上昇トレンド3回目。
高値の直前にある安値で、トレンドラインを引き直す。トレンドライン3回目。

減速③減速は3回目に注目すると良い
減速とは、3回で行われる。
3回目のトレンドラインが現れブレイクして崩れたら、トレンド転換しやすくなる。
3回目になると、トレンドの角度が緩やかになり、売り圧力が強くなっているので、上昇トレンドもそろそろ限界なのではと仮説が立つ。
3本目のトレンドラインをブレイクしたら、トレンド転換、売りの優位性が激増する。下降トレンドへ。

減速からのトレ転、注意点とエントリーポイント
3本目のトレンドラインが割れてから、売ること。3本目のトレンドラインが現れた時点では、まだ上昇トレンド。
上昇トレンド中は、買っていく。実体で下抜けしたら売り始める。
売りを入れるポイント。
- 実体で抜けた後の打診売り
- トレンドラインでサポレジ転換したトレンドラインの天井売り
- 安値を下抜けたしたところで売る
- 安値を下抜けした後の戻り売り
減速を利用して、ドテン判断がしやすくなる。
3本目のトレンドラインを割った後は、売りのテクニカルが効きやすくなる。
そして・・・
減速には、上位足が強く影響する。
4時間足が下降トレンド。1時間足が上昇トレンド。の場合、1時間足で減速が起こるとトレ転して、下降トレンドになる。つまり、4時間1時間ともに下降トレンド発生。
上位足に逆らったトレンドを発生させている時に、減速が起きやすい。
減速とは、必ずどんな場面でも、トレンド転換の前兆として現れるわけでは無い。


